一般財団法人自衛隊援護協会は、定年あるいは任期満了により退職される隊員の皆様が、より良い企業により良い条件での再就職が叶うよう各部隊援護担当者とともに、種々の就職援護を行っております。
是非とも私たち自衛隊援護協会を最大限活用し、再就職が達成されることを願ってやみません。
再就職ともなると、誰もが不安に陥るものです。しかしご心配は要りません。一般財団法人自衛隊援護協会では今までの経験に基づき、皆様の生活設計や職業適性及び再就職先等に関するご相談を最後まで無料でお受けいたしております。
一般財団法人自衛隊援護協会の発行する図書では、自衛官の立場に立った一般社会への適応方法や、自衛官ならではの経験を生かした就職活動の方法を詳しく解説しています。サンプルをご覧になり是非、再就職活動にお役立てください。
就職を目指しているのは自衛官だけではありません。世の中のライバルに差をつけるためにも、通信教育講座でスキルアップを図りましょう。自衛官のみなさま限定の提携価格となっておりますのでリーズナブルに資格取得が目指せます。
弊社は、1979年に百五銀行の子会社として津市に設立されました。従業員192名のうち、定年退官された元自衛官が72名(陸上53名、海上3名、航空16名)在籍しており、83名の百五銀行出身者と共に弊社の基幹業務を担ってもらっています。
主たる事業は「貴重品運搬警備業務」です。本社と三重県内の7つの支社を拠点として百五銀行の本支店やグループ企業を結び、金庫付きの特殊車両で現金や重要書類を輸送しています。また、その他商業施設等の日々の売上金の集金やATMへの現金装填などの業務も行っています。いわば、百五銀行や商業施設等の日常を裏方で支える「インフラ企業」のような役割を担っているということです。インフラ企業というのは、「何事も無く一日の業務を終えること」が求められますが、それは、「不測の事態が起きても迅速かつ臨機応変に現場でリカバリーしないといけない」ということでもあります。
私は常々「有事の時にこそ企業の底力が試される」と言っていますが、元自衛官の方々は、何か想定外の事が起きるとアドレナリンが出るタイプが多いようで、機転の利いた現場での対応力は実に頼もしく、弊社が最も大切にしている「安全かつ安定した運行」に貢献してもらっています。
昨年、陸上自衛隊久居駐屯地で、「企業が求める人材や、企業の実情について」というテーマでお話しする機会をいただきました。その中で、弊社が求める人材は、「ルール・規律が守れる人」「組織で仕事ができる人」「責任感がある人」そして何よりも「心身共に健康な人」とお伝えしました。これらは自衛隊で求められる基本的な資質と同じではないでしょうか?
そういう意味で、「定年退官」まで勤め上げられた自衛官の方は、企業が求める人材の基本的な資質を、既に高いレベルで備えていらっしゃるということです。加えて、弊社の業務では、警戒や事故防止といった観点が大切なので、自衛隊で培われた危機対応力も大いに活かしていただけます。
なお、「警備輸送業務」に就くためには国家資格を取得する必要がありますが、入社すれば、元自衛官の先輩達が指導員になって、資格取得に向けて全面的にサポートしてくれます。訓練では、警戒杖の使い方、周囲を警戒しながらのトランクの積卸し、救命措置、筆記試験対策などを丁寧に指導してもらいます。元自衛官の方はこのような実技指導も上手く、確実に合格に導いてくれます。
弊社が退職自衛官の方々をコンスタントに採用しているのは以上のような理由からです。
昨年2月にロシアがウクライナに侵攻してからというもの、「国を守るということがいかに過酷なことか」思い知らされ、改めて自衛隊の存在の大きさを感じています。弊社は「予備自衛官協力事業所」として多くの方が訓練に参加されていますが、その意義についても再認識させられました。
弊社としては、これからも、国防に多大な貢献をされた退職自衛官の安定採用を通じて、自衛隊で長年にわたり培われた能力を発揮できる、「働き甲斐」のある職場づくりに取り組んで参ります。
令和4年4月、旧TDK秋田(秋田・岩手エリア)、旧TDK庄内(山形・長野エリア)、旧TDK甲府(山梨エリア)の3社を合併し、TDKエレクトロニクスファクトリーズ株式会社を発足しました。新会社はTDK株式会社100%出資の子会社で、5県にまたがる15の拠点と約7、000名の従業員で構成されます。
弊社ではTDKグループの一員としてコンデンサ、インダクタ、トランス、圧電素子といった数万点に及ぶ多種多様な非常に小さな部品を製造しています。これらの製品は特性・用途・使用環境に応じ、多彩なプロセスを経て生産され、皆様の生活を豊かにするスマートフォンや自動車に搭載され、そのどれもが今後の大きな市場拡大が期待されています。
“Attracting Tomorrow” 磁石が鉄を引き寄せることを表す動詞「Attract」。この言葉には「人を惹き付ける」「魅了する」という意味もあります。磁性技術を強みとして、未来を変えてしまうほどのテクノロジーを生み出し続けてきたTDKグループです。未来は待つものではなく、自分たちの意思と努力で引き寄せるものである。そんな企業としての想いが込められています。
TDKエレクトロニクスファクトリーズ株式会社では全ての従業員の英知を結集し、モノづくりを極め、ゼロディフェクト(無欠陥)品質の電子部品を世界各地のお客様にお届けしています。
TDKグループの社是「創造によって文化産業に貢献する」、社訓「夢 勇気 信頼」をベースに、モノづくりを担う会社として、社会と共に成長し次世代の技術革新に貢献し、その取り組みを通じて全ての人々にとって持続可能で幸福な社会の実現に貢献していきます。
そのような私たちの会社ですが、自衛隊退役後に私たちの仲間となったメンバーはそれぞれ各部門に配属され第一線で活躍されています。製造部門に配属されたメンバーは優れた実行力によりオペレーターとして非常に小さな製品を製造する設備を操作する共に、“改善”と称して組織としてどのようにすれば「より安く・早く・楽に」製品を製造できるかをチーム力を発揮し一緒に考え、提案していただき、その小さな改善が業績向上に結び付いています。人事・総務やその他管理部門といったスタッフ部門では管理能力を発揮し全従業員に対して働きやすい環境を提供してくれるような業務に従事し、大きく頼りにされている方も多くいます。
ここ2年ほどは世界的なコロナ禍の影響で、弊社も在宅勤務が可能な従業員は在宅勤務に協力していただくといった新しい勤務体系で業務を行うなどの対応をしてきました。今後、WITHコロナの時代となっていきますが、様々な勤務形態に対応し引き続き世界で活躍できる会社を目指して参ります。
近い将来、民間企業等への再就職を検討されている皆様におかれましては、未来を見据え、チャレンジ精神をもって大いなる探求心で臨んでいただきたく存じます。そして是非とも弊社をご検討頂きたいと思います。
皆様のご活躍を祈念し結びとさせていただきます。
私は、昭和57年3月に海上自衛隊に入隊し、39年余りを海上自衛官として勤務し、令和3年12月に阪神基地隊本部勤務を最後に定年退官しました。その後は、学校法人加計学園 岡山理科大学庶務部庶務課で勤務しております。職務内容は、総務的な事務作業のほか、施設管理業務など多岐にわたります。
学校法人加計学園は、岡山理科大学のほか、倉敷芸術科学大学、千葉科学大学、岡山理科大学附属高等学校など9つの設置校を持つ学園です。
岡山理科大学は、1964年に岡山市北区に創設された、中国・四国地区の私立大学で最大の収容定員を擁する理工系総合大学であり、常に時代を先取りし、社会の要請に応えることを旨とする経営方針と、学生と教員とが共に学ぶ学風のもと、創造的で実践的な力を培うことを旨とした教育を行っています。
私が所属する庶務部庶務課では、各種調査、申請用の資料作成、ファイリングなどの他に、郵便物の送受業務、消耗品の発注や備品管理、施設・車両保守管理など、広範多岐にわたる業務を行っています。業務量は多いですが、少数精鋭のスタッフは誠実で前向きな姿勢で勤務しており、私は少しでも戦力になれるよう努力しているところです。
退職の日が近づいている皆さんは、ようやくゴールにたどり着く喜びや感慨、再就職の不安を感じて過ごしておられると思います。再就職が成功するためには、しっかりとした準備が肝心だと言われますが、私もそれを痛感しました。
私の退官の時期は、新型コロナウィルスの蔓延による様々な制限に加え、定年が1年延長されるなど、良い時期とは言えませんでした。また、一般的に都市部での求人数は比較的多いものの、地方では求人の絶対数が少なく、希望通りの仕事に巡り合うことは困難です。郷里や遠方で再就職する場合は特に、地域の援護担当官との連絡を密にし、職種、収入、勤務地の希望などをしっかりすり合わせて、ここぞという好機を掴むことが大切だと感じました。
個人的な感想ですが、再就職については、希望する仕事に出会い、かつその企業等に採用していただけるかどうかは、「運」に因るところが大きいと思います。誕生日が退職日というタイミングで、希望する地域で、希望する給与額で、運よく希望する職種の求人があり、そこに採用されることは、ご縁であり僥倖なのです。職種、収入、勤務地の重要度と優先順位のバランスをしっかり確立し、実際の求人情報などについて援護担当官と相談する期間は、長ければ長いほど良いといえます。準備期間を十分に確保するためには、早めに行動を起こすことが大切です。
大学事務職員となった現在と、現役時代の職場環境を比較すると、言葉遣いや習慣に差異はありますが、仕事に対する責任感や熱意は、民間も自衛官も差はないように感じています。また、自衛隊では良くも悪くも人間関係が濃密で、身上把握の名の下に人との距離がとても近かったものですが、一般社会ではそのようなことはなく、プライバシー保護と自己責任が求められます。
実業務としては、組織編制、教職員の名前に役職、広大な敷地にある建物の名称、事務室、研究室や講義室のある場所などの、基本的理解として覚えるべきことがとても多く、自分の物覚えの悪さに肩を落とす事もあります。ですが、有難いことに元自衛官の心と体には、協調性や規律遵守、自己犠牲の精神、根性などが染みついています。それらは長年の自衛隊人生で得た無形の財産であり、新しい職場で必ず自分を助けてくれます。自衛隊での立場や階級は新しい職場では何の役にも立ちません。ゼロからのスタート、自分以外は皆上司先輩のつもりで教えを乞うという気持ちでいることが大切です。
再就職は「運」に因るところ大、と申しましたが、援護担当官のご尽力に因るところもまた大きなものがあります。私は、上司の配慮を得て、退職日1年前には援護担当官と最初の面談を行うことができ、以後メールや電話等で相談をすることができました。コロナ禍での県外移動自粛により地本に出向くことが制限され、求人についても、希望に沿ったものが見つかるまでは不安な時期もありましたが、私がお世話になった岡山地本の援護担当官には調整のために東奔西走のご尽力をいただき、退職日の5か月前には内定を頂くことができ、退職までの日々を不安なく過ごすことができました。
現在の職場では、良き上司先輩に恵まれて楽しくやりがいを感じながら毎日を送っています。一年前の自分は不安でいっぱいでしたが、案ずるより産むが易しです。人事を尽くせば=早めの準備ができれば、きっと良縁があるでしょう。
ご健闘をお祈りいたします。
「最初からこの会社を選べば良かった」(冒頭から何?)と思われる方がいると思います。
私は昭和57年に陸上自衛隊に入隊、約35年間、施設科隊員として勤務し、平成29年10月に第一〇二施設器材隊を最後に定年退官を迎えました。現在は、中信総合サービス株式会社で運転警備員として勤務しており、主な職務内容は貴重品運搬業務になります。入社5年目を迎え仕事にも慣れてきたところであります。
これからお話しさせていただくのは、再就職をするにあたり、現在の会社に出会うまでの間、私が経験し、感じたことを述べさせていただきます。これから再就職を考える皆様の参考になれば幸いです。
私の勤務している中信総合サービス株式会社は、京都市南区に所在しており、京都中央信用金庫の貴重品等の運搬及び隣接する事務センターの施設警備等を行う警備会社です。
大きな特徴としては、従業員の過半数が元自衛官で占めており、陸・海・空の2佐から2曹まで幅広い退職自衛官が活躍する大変珍しい勤務環境だと感じております。『えっ?それでは元の「階級」や「役職」に関わる、「しがらみ」があるのでは?』と思われる方もいらっしゃるでしょう。私も少なからずそう感じていました。しかし、面接時、社長が仰った言葉は、「入社後は、元自衛官としての地位や階級はここでは通用しません。入社した順番による先輩、後輩関係は存在しますが、基本的には同じ職場の同僚です。」でした。この言葉通り、元自衛官としての地位や階級による「しがらみ」を感じさせない大変雰囲気の良い職場環境の下で勤務出来ています。
また、入社後は、約1ヶ月間の教育期間が設定されており、研修や実際の勤務を経験し、今後、携わる業務を丁寧に教えてくれます。研修期間終了後は、当初、警乗警備員として勤務し、その後は運転警備員(操縦手)として勤務するようになります。初日は緊張と不安からドキドキでコースを回っていましたが、研修中に学んだことを思い出しながら業務を行い、徐々に仕事に慣れていきました。現在、入社5年目を迎え、貴重品運搬警備員として職務に邁進しております。
現在勤めさせていただいている中信総合サービスは再々援護で紹介していただいた企業です。当時、定年を半年後に控えた私の就職希望は「車両運転手」でした。現在の会社の求人は運転手枠ではなく助手の警乗警備員の募集であったことから、第一希望の会社ではありませんでした。そんな中、他社で、好条件(高処遇)の車両運転手の求人があると聞き、細部条件(勤務形態等)を確認せず就職試験を受験、退官日の翌日から会社勤めが始まりました。自分の考えを遥かに超える厳しい勤務形態に「このまま定年まで働き続けることができるのか?」、「安全に運転業務を遂行できるのか?」、「身体と精神は?」、「出来る?出来ない?」を繰り返し考える日々が続いたため、家族に相談したところ、「そこまで無理して続けなくてもいいんじゃないの?」との言葉に私は心がスッと軽くなり、退職を決意しました。
その後は、自衛隊在職間にお世話になった援護担当者に相談するのも申し訳ないと感じ、ハローワークで仕事を探すも見つけることができず、意を決して援護担当者に相談すると、当時教えていただいた中信総合サービスの貴重品運搬部門に採用枠があると情報提供を受け、援護協会に再々援護を申し込み無事、再々就職をすることができました。
当時の私は、「車両運転手」という業種と「高処遇」という好条件に惹かれ、あとは自衛隊で培った経験と能力で何とかなるだろうと考えていました。第2の人生、自分も家族も不幸になるところでした。こうして今、笑顔で働いていられるのは、ご縁を頂きこの会社に入社することが出来たからだと強く感じています。
永年の勤務お疲れ様でした。定年後に向けて情報収集はされていますか?「やりたいこと」、「やれること」、ご家族の状況等により様々な条件等も変わるでしょうが、焦っても、背伸びしても良いことなんか絶対ありません。ご家族の皆様とじっくり相談しつつ、本当に続けられそうな就職先を楽しみながら見つけていただければ幸いです。
就職先を決定するのは自衛隊という組織や援護担当者ではありません。援護担当者は、皆様の再就職をサポートしてくれているだけです。「最後に就職を決めるのは自分」だということを忘れず、強い決意をもって就職活動に臨んでいただければと思います。
皆様の第2の人生が充実したものとなりますように心からお祈り申し上げます。